THE ROCK!南房総散策 - 鋸山と灯籠坂大師の切り通し
ワタクシが主宰する整体塾恒例の南房総合宿も早7回目。
いつもは1人で前乗りして釣りをしたりするのですが、今回は希望者を朝一番でピックアップしてちょっと観光なぞしてみました。わざわざ福島から来てくれている塾生に心ばかりのサービスでございます。
アクアラインの渋滞を避けて早い出発だったので、鋸山へはまだ登れない。近くの海岸で暫しまったりしていましたが、以前に一度行ったことがある『灯籠坂大師の切り通し』を思い出し急遽来た道を戻ります。
写真じゃ伝わらないこのスケール。
濃溝の滝同様、インスタグラムなどですっかり有名になっているようで、バイカーさんがひっきりなしに訪れていました。
何度見ても、ハンマーとノミでこんなトンネルを切り開いちゃった昔の人に脱帽。そしていつも良い風が吹き抜けていることに感動。
ちらっと写っている鳥居が燈籠坂大師なのですけれど、上はちょっと残念な感じなので今回はスルーします。
中々お目にかかれない結構な異世界感ゆえ、連休中など結構な人手が予想されます。
なにぶん普通の道路ですし、国道から入ってすぐの駐車場もご近所の方のご厚意らしいので、迷惑行為などなさいませんようにお願いしておきます。
40年ぶり?鋸山!
ほとんど記憶は残っておりませんが、幼少の頃たしかに一度登っているのです、鋸山。くり抜かれた岩山の巨大な観音様だけは流石に覚えてます。
TOP GEAR(現GT)という世界一有名な車情報番組が日本に来て新潟の海岸から鋸山まで、GT-Rと新幹線(公共交通機関)で競争したのを見てから、改めて行ってみたくてしょうがなかったのです。
海岸と切通で上手いこと時間調整できたので始発のロープウェイに乗っちゃいます。ホントはゆっくり隅々まで歩いて回りたいところですけど、他の皆との待ち合わせが迫っているのでそれままたのお楽しみ。
ロープウェイはNY以来。始発と言えど土曜日ですからちょっとした行列もできて満員でした。
山頂駅の真下も壮大に切り抜かれてます。何をどうやってこうなったのか想像を絶します。
山頂駅から館山方向。
同じく横浜方向。ん~、気持ち良い。
山頂駅の近くまでは車で来ることも出来ますが、海岸線の国道から登る車専用登山道は有料。ロープウェイは往復930円で登山道が1000円なので複数人なら車のほうが安上がりではあります。
麓から全部歩くことも合わせ幾つかの手段があってコースもそれぞれなので、端から端まで全部見ようと思ったら3回位来なくちゃいけません、ここ。
なんでそんな感じになっているかというと、鋸山は山全体が日本寺の境内なのです。だもんで、山頂駅のちょっと先にあるゲートからは大人600円の拝観料も必要です。でもね、楽しいですよ。TOP GEARの3人が駆け上がってた光景を思い出せば尚更w。
石が切り出され谷みたいになっているところは腐海の森っぽいし。(一部では『ラピュタの壁』と呼ばれてるらしい)
見上げれば地獄のぞき。
昔の人の根性と遊び心にほとほと感心。想像と妄想が猛烈に渦巻いちゃいます。
観音様の頭上が本当の頂上。大変不躾な気持ちを感じつつも折角なので当然登ります。
来ました、観音様の上。
観音様の頭上から北東に地獄のぞき。正直、端から見てる方がゾクゾクできます。あ、でも混んだら怖いなww。
江戸期には日本80の名山に数えられていた鋸山。標高は329.4mだけど房総の最高峰は363.7mの御殿山なので遮るものはほとんどありません。低山なのにこんなに気持ちよくぐるっと見渡せるのは貴重な存在です。でも低山だからってナメてると痛い目にあいますからね!(2017年には2名亡くなっています。)
近くて程よく運動もできてとてもオススメ鋸山。是非遊びに行ってみて下さい!