丹沢の楽しい低山、シダンゴ山ハイキング

雪不足の2017早春。鍋焼きうどんを食べに行くつもりでしたけれど、山小屋サイトで季節外れの大雪に埋もれた光景が発信されていたので早々に諦め、ぐるっと周遊できるお手軽なコースを歩いてきました。駐車場が確保できて気軽に周遊出来るコースって意外と少ないんですよねぇ。
松田町寄(やどりき)は蝋梅で有名な西丹沢の登山口から、シダンゴ山、タコチバ山、宮地山を、時計と逆回りに周ってきました。

川を渡ってしばらくは茶畑沿いの舗装道を歩きます。毎度のことですがエンジンが温まってないこともあってコレが一番しんどいww。良い年のオッサンなので無理せずゆっくり休み休み心筋と骨格筋を慣らしていきます。

シダンゴ山への茶畑道

舗装を暫く歩くとお決まりの防護柵が出現。山の中へ入っていきます。

シダンゴ山のミツマタ

まだ少し早いけれど・・・自生しているミツマタがお出迎え。一応丸太で登山道が造られていますが、なだらかな斜面なのでどこでも歩いて良さそうな雰囲気が素敵です。あ、でも歩くのはコース上です!

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植林された杉林の中なので視覚のバリエーションはあまりありませんけれど、足元は程よく楽しめ意外と飽きません。これくらいのコースで五感を全開にしてゆっくり歩くのがボクぁ好きだな。
途中ちょっと林道っぽいところに出たりしながら(この辺に水場があるらしいけれどスルーしてしまった)、山を回り込むように1時間ちょっとであっという間に山頂です。

シダンゴ山山頂

アセビの群生を抜けると360度の眺望!低山だけど!!

シダンゴ山山頂は360度の眺望

シダンゴ山からの富士山

シダンゴ山からの大山

シダンゴ山からの相模湾

シダンゴ山

こんな低山でここまで気持ちの良い山頂は滅多に無いと思います。この日はこの春一番の陽気。先に居た三人グループが下山していったので気持ち良い山頂は貸し切り!あまりに気持ち良いので大きなテーブル?で昼寝していたら、反対側から犬を連れて登ってきた人が・・・・。

シダンゴ山で卒業生に遭遇

ナントビックリ!我が手力整体塾、犬の整体講座の卒業生でした(笑)。「お預かりのワンちゃん達を連れて山を歩いてる」と聞いていたので、いつかどこかで会いそうな気はしていましたが、こんなに早くしかもこんなマイナーな山で会うとはビックリ。先程の3人グループ意外すれ違った人もいないのにねww。『縁』ってーのは不思議なものですわ、全く。

ちなみにシダンゴ山は標高758m。昔々シダゴンなる仙人が居たんだそうです。シダゴン・・・・ウルトラマンに出てきそうです。シダゴンがいつの間にか震旦郷になってシダンゴって山名が残ったそうな。

シダンゴ山のアセビ

強烈な春の自然エネルギーをたっぷり吸収したのでテクテクと下山していきます。ここから向かう山も変な名前ですwww。
杉だらけの北西側とくらべ南側はとても良い感じ!

シダンゴ山からタコチバ山

途中、女坂・男坂に分かれているところがありましたが、立派な看板の登り側にくらべ、下り側は一瞬戸惑いました。高圧線のところもでも舗装された林道の方に進んでしまいそうになり、立ち止まって地図を広げました。鉄塔をくぐる様な道が正解!

シダンゴ山からタコチバ山

シダンゴ山からタコチバ山

眺望はない代わりにカコイイ樹とか程よい平とかがあって、個人的にはかなり楽しいコースですココ。

シダンゴ山からタコチバ山

タコチバ山山頂

広い尾根を薄っすらと登ってタコチバ山山頂。はい、頂上はこれだけです。さらに宮地山に向けて進みます。

タコチバ山の小さな花達

タコチバ山の小さな花達

タコチバ山の小さな花達

春の小さな花がそこかしこに咲いてハシャイでます。
先に言っちゃうと宮地山の頂上も何もありません。

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っが、やっぱり途中が良い!

タコチバ山のフワフワ腐葉土

フワッフワです。想像できないほど沢山の生物が生きるためだけに頑張って綿々と連関しているのが自然。『誰かのため』なんて言ってるのは人間だけなんですよね~。余計なことは考えずやるべき事をやって自然のサイクルに加わりたい今日このごろです。

タコチバ山のフワフワ腐葉土

あぁ気持ち良い。ここでしばらく落ち葉に埋もれたら最後の下り。

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『自転車はウンヌン』という看板がありましたけど、ココ自転車で走る人がいるのでしょうか。どうなんだ?

タコチバ山からの下り

登りと同じような茶畑まできたら今日のナナメ歩きはもうおしまいです。ここは農家さんの生活の場でもあります。決して迷惑になりませんように。ありがとうございました!

あ、寄自然休暇村のところに掛かる橋の欄干は、KAWAI楽器提供の鉄琴になってます。叩いてみて!