寒いの嫌い!すっかり癖になりそうな冬の沖縄で観光釣り
不詳パンチ伊藤、釣りバカ整体師を自称しておりますが近頃近所での釣りがめっきり減っていて肩書が危うくなっております。特に2016年は夏以降お天気とのタイミングが合わずすっかりご無沙汰。更にどうも最近未だ釣ったことのない魚達に心惹かれているので、妄想が暴走して意識が近所へ回らないのであります。ただココ数年は釣りのために何処かへ行くというよりも、旅の中に釣りがあるという方がシックリきているのも事実。貧乏性に輪をかけて折角何処かへ行くなら全部見て隅々味わって釣れるものなら釣っておこうという強欲ぶりなのです。人生短いですからね!
ってことで、ちょっと早めの冬休み。寒いの嫌いなワタクシは昨年に引き続き沖縄の人になったのであります。
神様づくしの1日目 - 絶品イラブー汁
思えば飛行機は何故かいつも左側に座っていたのです。ので、上空から富士山を見たことがない。ってことに気付いて今回は右側の座席をリザーブ。
富士山は良いね!やっぱり。
で、沖縄といえばレンタカーの待ち時間問題。空港からのマイクロ待ちと事務所での手続き待ちが勿体無いなく感じていたので、今回は専用タクシーが迎えに来てくれるファースト25なるプランで申し込んでみました。
結果、次回も絶対コレにします。空港出たら専用車が待っていて受付も待ち無し!最高!!
まずは小腹を満たすのと滞在中のおやつを仕入れるため恒例の牧志市場へ。サーターアンダギーは絶対に呉屋てんぷら屋。「あんまり好きじゃない」って人もここのは気に入ってくれるのです。コレで安心して未訪の地へ繰り出せます。
午前中は結構な雨が降っていたようですが、最強晴れコンビでの訪沖とあって雨雲は恐れをなして引き下がっております(笑)
で、まずは前回近所(ガンガラーの谷)まで行っておきながらスルーしてしまった斎場御嶽(セーファウタキ)。セーファとは最高位を意味するそうで、つまり沖縄随一の御嶽、パワースポットなのです。
沖縄は昔ながらの祭事がきちんと引き継がれているので、無礼の無いように注意しつつ、ゆっくりのんびり空気を味わいます。
お祈りの場所いくつかありますが、1番の見所はやっぱりココ。
向こうは行き止まりですが、琉球の神様が降りたと言われている久高島を望むことが出来ます。
今日のお宿はあそこです。
切り通しの片方が寄りかかる形のここ三庫理(さんぐーい)によく似たロケーションがなんと房総にあるのです↓
燈籠坂大師の切通しトンネル。中々でしょ?あ、別に張り合おうってわけじゃありませんww。似てるなぁ(ビジュアルだけ)と思って。
『パワースポット』なるところの多くは足を踏み入れた途端音が消えて生きものの気配も消えるところが多いように思いますが、斎場御嶽はちょっと違いました。むしろ生命の気配ミチミチ。水たまりにはイモリがわさわさ泳いでるし、動きのゆっくりなイグアナ系のトカゲ?も。
沖縄も一応冬なのですがそこかしこでハイビスが咲き誇っております。日中の気温は27℃。もうそれだけでニコニコしちゃいますなぁ。
船に乗るまで少し時間があったので知念岬で時間調整。
時間調整のはずがバッチリ乗り過ごしてフェリーは最終便に(笑)
大きい方の船で30分。神の島、久高島へ。
街から近くても流石神の島。ルールがしっかり守られていて本島だと中々お目にかかれないムード満点のロケーションがたっぷり残っています。
島には2つの港があってひとつは現在工事中。だけどフェリー乗り場で渡された地図が工事中の港基準のものでwちょっと回り道しつつ本日のお宿、久高島宿泊交流館。電話予約ゆえのトラブルが有りつつも何とか部屋を確保して一息。夕食は近所の居酒屋?とくじんさんへ。問題のイラブー汁初挑戦!
アップでご覧に入れましょうww
はい、ヘビですね!見事な蛇革でございます。
んがっ!!全く何の脈絡もなく強烈なカツオ風味が漂います!それはまるで惜しみなくふんだんに鰹節をブチ込んだ具沢山の美味しい濃厚鰹出汁味噌汁!イラブーはきっと美味しすぎるがゆえ、こんな姿で身を守っているんじゃないかとすら思えてしまいます。
『1匹ずつ手づかみで捕まえて7日間じっくり燻製』
そんな手間隙ゆえ貴重で高価なイラブー。1年に2度食べれば風邪も引かないと言われています。偏見を持たずに是非一度お試しください。
刺身盛りには謎の魚が数点(笑)。『ニガナ』という菜っ葉の和物も初。その名の通り大人の味です。
食後はちょろっと漁港で釣りしましたが気配は皆無。仕方ないので夜の浜でしばしまどろみ。この時期は北西の季節風が吹く沖縄ですが、ココは暖かく湿った南風。そのまま寝られそうな気持ち良さでした。