裏ヤビツのミツマタ群生~仏果山周遊
日本最大級、自生天然モミの木ではおそらく日本最大のクリスマスツリーでお馴染み宮ヶ瀬ダム。貯水量も東日本最大のダムの回りは保水力豊かな山々が連なっております。ダムを囲むようにある山のひとつ(正確には3つ)、仏果山(革籠石山、八州が峰含む)へ狙いを定め、前回のナナメ歩きですっかりハマった友達とハイキング!
と、その前に。散々車で走り回っていたくせにその存在を全然知らなかった、ヤビツ峠のミツマタ群生とやらを写真に収めようと寄り道(随分な!)。
素晴らしいじゃないですかっ!!いやはやホント、恐ろしいことにこの歳になるまでまったく知りませんでした。危なかった、ミツマタという花の存在もヤビツ峠に群生していることも知らないまま死ぬトコだったw。
短い人生、出来る限り沢山の事を体験しておきたいもんです。はい。
ダムのほとりの駐車場~仏果山周遊ナナメ歩き
東丹沢登山地図をぼけーっと眺めて、湖岸沿いの舗装道を2㎞ほど歩くのが玉にキズだけれど、うまい具合にぐるっと周遊出来るコースが見えた仏果山。後にするか先にするか考えて、結局先に退屈な舗装道を時折湖を覗きつつ歩きます。
それにしてもこれだけ巨大なダム湖を単なる水瓶としてしか利用していないことを『もったいない』と思うのは、貧乏性なワタクシだけでしょうか。あの魚もこの魚もめちゃくちゃ豊富にいるのに釣り禁止。税金で造っったはずなのに誰がどんな権利でこんな事にしているんですかね。あ~もったいない。
とりあえずそんなもったいない湖の端っこまで舗装道を歩いたら、結構唐突にグイグイ登り出します。いつも決まって登りはじめはキツイ!ww。ざっくりこんなコースです。
単調な植林地帯の九十九折がしばらく続きます。結構手入れはされていますがキツイばかりであまり面白くはありません。ので、写真もありません。淡々と登り最初の分岐&休憩所。
この辺りから木々の様子も変わって面白くなってきます。
一体全体、何がどうなったらこうなるんでしょ。自然のアートはいつも面白い。
宮ケ瀬の青い水が左手にチラチラ見えます。新緑も山桜もまだまだこれから。
ここからは広い意味でずーっと尾根です。楽しい!
まずは革籠石山山頂。ヘタレハイカーなワタクシはこの段階でも結構達成感。
別方向からも登ってこられるみたいです。
緩やかな尾根道をしばらく行くと、
地図には八州が峰と表記がありますが、あるのはこの道標のみ。で、ここから先が想像以上の楽しい道!
いやぁ、もう顔が勝手にニヤニヤしちゃいます。
『楽しいから笑うんじゃなく、笑ってれば楽しくなるよ』という脳ダマ系も間違いではないと思いますが、自然に笑顔になっちゃう遊びが最強ですわ。
ニヤニヤコースはまだ続く。
もの凄く丁寧な地図だけれどこ、ここに『鎖場』の表記はありませんでした。鎖がやけに新しい。山頂付近のほんの短い距離だけれど思いね~。
写真真中の尾根道。サイコー!!
左手(南西側)には、どこから見てもひと目で分かる大山。
振り返れば(南東)江ノ島。
いやっほーーーーーーー!
んでほどなく仏果山山頂。割と広めに平らが広がってます。
基本あんまり眺望は無いのですが、なんとココには展望台があるのです。
もちろん登りましたけれど、ここからの眺望は是非ご自分の目で!天気が良かったら関東平野を文字通り一望できます。すげー平らでだなぁって思うはず。
ここでゆっくり食事とコーヒーを楽しみ、尺取り虫とも戯れたりして、下りに入ります。山頂からは、来た道ともう一方しかないので、地図を見ることもなく迷わずもう一方の方へ歩き出します。
割りと整備された道でグングン下がってからハタと湖が見えない事に気づきまして、遅ればせながらに地図を広げる・・・・、湖側へ下りる道はなんと頂上のちょっと手前に分岐があるじゃあありませんか(T_T) 。
この瞬間、身体中の筋肉という筋肉にネガティブ汁が溢れまして疲れ倍増。今、下がってきた道を頂上まで登る最中に並々ならぬ疲れ方www。身体は正直だね。
そんなわけで、真っ直ぐ湖へ下る道へ入ってからは写真がまったくありません。ただ、流石に日本一の天然モミの木ツリーで有名な宮ヶ瀬なので、とっても大きなモミの木が群生しておりました。
湖畔の駐車上へほぼ真っすぐ下りて来ましたが、眺望もなくコースも植物も単調なので、こちらがわから登るのはまったくオススメしません。
で、道を間違えたことで身体中を駆け巡ったネガティブ汁の影響は想像以上に強力で、翌日からナナメ歩き史上(ってもたった5回)最高の筋肉痛が発生。こんな筋肉痛いつ以来だか思い出せません(笑)
肉体的に辛くても終始笑顔だった前半と違い、道を間違えてからはきっと眉間にシワが寄ってました。しかめっ面で運動したらおかしなエキスが出ちゃうのかもね。
スネや前もも(前頚骨筋・総指伸筋・大腿四頭筋)の筋肉痛はすぐに抜けるのに、フクラハギとモモ裏(下腿三頭筋・後脛骨筋などとハムストリング)が一旦筋肉痛になると中々抜けませんな。
伸筋群と屈筋群て使い方や性質の他に、もしかしたら何か解剖学的な違いがあるのかもしれませんな。
『ネガティブ汁』ってのもあながち妄想じゃないと思うんですよね。日常生活でも、怪しい汁が身体を巡っている人はいっぱい居そうですから。
- 伸筋群の筋肉痛はすぐ治る!から放っておいても良い。
- 屈筋群は丁寧にストレッチ!
- ネガティブ汁に注意!!!
実際は、『20分未知ラン』なる実験によると、単に20分走ると知らされて走るよりも、何分か知らされずに走るほうが酸素消費量が少ないとか、10分走った後に更に10分と告げられると、その瞬間から酸素消費が減るなどの結果が出ているようです。
人間の身体と心、生理と心理の仕組みはまだまだわからないことだらけです。