古き良き日本満載の福島トリップ!大内宿~東山温泉小原庄助さんの宿

暑い暑い2018年の夏。基本的に暑いの好きだけれど、こうなると避暑したくなるのが欲深い人間の常であります。
いくつか候補は上がりましたけれど、大分ご無沙汰になってしまっている被災地東北でこれまたご無沙汰になっているスモールマウスバスを釣って、ついでにまだ見ぬあんなトコやこんなトコを2泊3日で駆け抜けようということになりました。

日本唯一茅葺屋根の駅【湯野上温泉駅】

いつの間にかほぼ全線繋がった圏央道で久喜のジャンクションから東北道へ。中央環状線から東北道へ入るのと比べ少し距離は増えますが走りやすいことこの上なし。交通量が随分増えたので事故とか工事とかあると悲惨な事になりそうですけどね。

終始快適に途中1回トイレ休憩だけして白河インターを降り、ゆく年くる年でお馴染みの大内宿へ向かう途中、日本で唯一らしい茅葺屋根の湯野上温泉駅へ寄り道。

茅葺屋根の駅 - 湯野上温泉駅

茅葺屋根の駅 - 湯野上温泉駅

電車でトコトコ旅するのも憧れますね~。
名前の通り温泉郷なのでこの辺りの宿もチェクしましたけれど、目ん玉飛び出るほどお高いトコばっかなので、夫婦岩とか何処にでもあるやつを横目に先へ進みます。ってかこれ↓どうみても人の手が入ってますよね?

夫婦岩

駐車場代だけで入れる江戸村!大内宿でホッとする

途中の沢で足を浸けたりしつつやってきました大内宿。
県道を挟んで宿場の反対側に大きな駐車場があって、平日なのに誘導係が沢山居る賑わいぶりです。

大内宿

半世紀生きたワタクシでもこんな町並みの記憶は本やテレビで刷り込まれたものですが、なんでこんなに懐かしくホッとするのでしょうか。

昭和40年半ば、実家の前の通りは未舗装でこんな具合だったのも懐かしさの要因にはあるように思います。お店の人達がみんな絣の着物でも着ていてくれたならもうここは立派なテーマパークですな。

大内宿

ひとしきりウロウロしたのち名物をいただくことに。
たぶん皆さん【ねぎそば】(高遠そば)を選択するところでしょうが、一本のネギでそばを食うのがどう考えても食いにくそうだったので、天然胡桃そばをチョイス。お店は『山本屋』さんです。

大内宿山本屋

山本屋の胡桃そば

くるみそばはもちろん、晴れの日セットに付いてきたとち餅の汁も刺身こんにゃくも美味かった!特に刺身こんにゃくがね、既知のものとは全然違ってビックリしました。

じゅうねん味噌の焼団子

こちら、じゅうねん味噌の焼団子。『じゅうねん』は職業柄『揉捻』かと思ってましたけど、『食べたら十年長生きする』とかで『えごま』の事を指す方言だそうです。道の駅では大きな葉っぱも沢山売られてたし、近頃持てはされている必須脂肪酸オメガ3を含むエゴマのちからを、この辺りでは大昔から体感してたんですね。ちなみにめちゃウマです、コレ。
エゴマの葉は韓国の焼き肉でも必ず出てきてめっちゃ美味いけど、うちの近所じゃ売ってないんですよね。

フォトジェニックな場所で全景を収めてコーヒーで一服して、今夜のお宿へ向かいます。

大内宿

庄助の宿瀧の湯

明日明後日は檜原湖でバスフィッシングの予定なので会津方面で宿探しした結果、アンテナに引っかかったのが『庄助の宿瀧の湯』。なんと、会津磐梯山の民謡に出てくるあの小原庄助さんが身上つぶした伝説のお宿でございます。

庄助の宿瀧の湯

周辺では唯一と言ってもいいくらい手頃な価格でしたが立派な佇まい。関東周辺ではすっかり見かけなくなった川のすぐ横に建つ大型温泉旅館でございます。

庄助の宿瀧の湯

川を望むところに足湯とか貸し切り露天とか犬用のお風呂とか大浴場とか沢山のお風呂。川向うに見えるのはなんと能舞台です。残念がら能の舞台はありませんでしたが、夜にプロジェクターで東山温泉の歴史が放映されてました。

庄助の宿瀧の湯

屋上にも露天風呂!10人くらい一斉に入れるほど大きな露天風呂を贅沢に貸し切りさせてくれます。
館内の装飾と言い食事と言いもちろんお風呂と言い、ニトリも真っ青のお値段以上!大きすぎて維持管理は大変だと思いますが末永く頑張ってほしいと思います。また会津に泊まる機会があったら再訪決定!東山温泉自体、中々趣きのあるところでしたしね。

東山温泉

で、ここから20分くらいの我が手力整体塾卒業生が、明日講座デビューだというので、ちらっと応援に顔だしてから檜原湖へ行くことになりました。